2009年1月19日月曜日

日本の医療って・・・。

TVでもよく、医療の崩壊が問題にされているけれど、本当にそうだと思う。健康なときには他人事だったが、いざ、自分が病気を抱えて患者になってみると、病院に罹ることが、どれだけストレスになるのか、よ~くわかった。
どんなに体調が悪くても、待たされてあたりまえ。待った挙句の問診でも、忙しい医者は患者の声に耳を傾けてくれない場合もあり、こちらの質問に、ウンザリしたような態度を示す医者さえいた。多くの患者から同じ質問を受けてるんだろうけど、こっちは初めてなのだ。この当たり前の部分で、もう気持ちを受け止めてもらえない。患者の気持ちを想像する感性(?)みたいなものを持っていない人は、医者に向いていないと思う。
特にガンみたいな病気に罹って、ナイーブになっている患者としては、医者の表現の仕方ひとつで、治療方法の受けめ方も変わってしまうのに。普通の会話ができない医者が多い。そんなに高度な会話能力を求めているつもりはなく、仕事で普通に交わしている常識の範囲の会話レベルを求めているだけなのに、もう全然低レベル。この人、こんな口のきき方でサラリーマンだったら、仕事にならないだろうな、と感じる医者も結構いた。コミュニケーション能力は、医者にとって本当に大切なスキルだと思うし、訓練して欲しい。

もう治癒できない、という段階になった私みたいな患者は、本当に沢山の問題を抱えている。高額な医療費のこと、仕事のこと、心を支えるシステムのこと、家族とのこと、医療者とのコミュニケーション。国立がんセンターは、何とかそういう問題を解決して、医者同士のチームワークを高め、患者の治療から心のケアから退院後の生活まで、トータルでフォローできるシステムを作ろうとしてるけど、まだまだ未完成。そして、それでさえ、川越からは遥かに遠い・・・。

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