昨日朝、女子医大から電話があり「H先生の外来予約を取ったから今日16時に来てくれ」とのこと。どきどきする。14時から、NPO法人の無料がん相談というのに予約していたので、先にそちらへ行く。癌研のN先生という人だった。手術や病状のことなど、とりとめのないことを話したが、親切に答えてくれた。「腹水がたまっていること」について話したら「個人的意見ですが、その場合腹膜にガンがひろがってる可能性が高く、手術はもうしないほうがいいだろう」と言われた。
そして女子医大。父と、またYさんとMさんにつきそってもらった。16時のはずが2時間待たされ、18時ごろ面談。F先生の誤診を詫びられ「腹水がたまっているので、もう手術の適応外」だと言われる。がん相談で同じことを言われたあとだったので、覚悟はしていたが、ショックだ。これでまた一歩、死が近くなった。化学療法を来週からはじめることになった。まずはジェムザールから。これが効いてくれることだけが、頼みの綱となった。これでガンが縮小すれば手術ができる。
夜、父だけ先に帰ってもらい、YさんMさんと3人で新宿で食事。アルコール0.5%のビールを飲んでみたが、ちょっと置いておくと、炭酸が抜け味がなく大変マズイ。手術は出来なくなったが、とりあえず治療をすることが決まったせいか、なんとなく3人とも明るかった。仕事を抜け出して来てくれた二人には本当に感謝感謝。
それにしても、痛みは増し、腹水も増え、明け方必ず寝苦しくて目が覚めるようになってしまった。確実にそして急速に悪化している。思えば、6月に腹痛で訪れた病院で、すぐ膵臓がんを疑ってくれたら、7月にはがんとわかり、8月には手術できていただろう。それならば早期発見で、ガンも小さくもっと小規模な手術で済んで、完治していたかもしれない。まったく、病院に行っていたにもかかわらず、このざまだ。数々の見逃しやミスのおかげで、現在取り返しのつかないこととなり、こんなことになってしまった。
今日は、末期になったときの地元の病院を探しておこう、と思って、妹とK胃腸病院へ行った。院長先生はいい人だったけど、緩和ケアもないし、膵臓がんの患者を扱うノウハウがないので無理、と断られた。この辺だと、そういう対応ができる病院はS医大病院ぐらいしかない、という。ただし、最後になって急に飛び込んでもいい顔はされないので、今のうちに化学療法で通うなどしたほうがいい、とのアドバイス。それはそうなんだろうけど、今のところは東京の病院で治療を受けたいしなぁ。それから腹水のことについては、腹水がガンのために溜まってるのかどうか検査しないで確定しているのは、おかしいのでは、と言われた。確かにそうですね。先生によって言うことが違って、本当に混乱します。しかし腹水を取って調べるのは、入院しないとできない。信じられる主治医と病院がないと、いちいちこっちが混乱してしまう。ほとほと参ってきました。どうする私!!!
私の体はいつまで持つんだろう。データからいって、あと半年、長くて1年。とほほ。その間にやりたいことをやって、納得のいく治療をうけられる病院を探して・・・、なんて忙しすぎる。できないよ~。誰か助けて!旅行だって年内に行かなければ、来年になったら体が動く保障がない。温泉と南の島。
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