2009年3月7日土曜日

退院

結局、標準治療のAコースになってしまいました。がっかりしつつ、ほっとしている複雑な心境です。TS1 単体治療となったので、三泊四日で、あわただしく退院させられました。本当に、気晴らしに行ったかんじです。これで1ヶ月くらい様子を見て、効いてなければ、速攻で次の手段に移らなければ。手を打てるだけの、残りの体力と時間があるかどうかとの戦いになってきました。
入院中、病室は四人部屋で、全員すい臓がん患者。そのうちのお一人は、手術不能だったにも関わらず、抗がん剤治療のみで、もう3年たつとのこと。抗がん剤、効く人には本当に効くんですね。
途中一回、病院を抜け出して、久しぶりに会社に挨拶に行ってきました。自分のデスクに座って、パソコンや書類の山を見ながら、こんな会社でも(笑)、やはりもう一度働きたいなぁ、と実感。健康だったころの自分に戻った気がして、少し気分をリフレッシュできました。
TS1の副作用は、今のところ特にないけれど、これからじわじわきそうです。それよりも最近は、毎晩熱が出ることが心配。朝はいつも37.4度くらいの微熱。腫瘍が熱を持ってるらしい。ただ、手足のしびれが無くなったので、これはジェムザールの副作用だったのかと、自分では判断しています。脳転移だったら、もっとしびれが持続しているでしょうし。病室では、私が一番年下でしたが、症状が一番進行してるのは私でした。他の方は、熱もなく、モルヒネを使用している人もなく。私って、もしやかなりの末期・・・。
ところで入院中に誕生日を迎え、なんとかひとつ歳を取ることができました。今年の桜は、たぶん見ることができるでしょう。病状は深刻だけれど、なんとかガンを抑え込んで、来年も誕生日と桜を迎えられますように。
病室の窓から見えるオーシャンビューは相変わらず素敵でした。

2 件のコメント:

himicat さんのコメント...

さらちゃん、おかえり。
待っていましたよ。

さら さんのコメント...

himicatさん

メールありがとう。ここにも書き込んでくれて嬉しいです(^^)。日本は、少しづつ暖かくなってきました。この薬でなんとか体調を持ち直して、また一緒に旅行できるようになりたいです。