痛み止めのモルヒネの量が少ないようで、毎日午後になると、痛みが増す。水曜日にがんセンターへ行ったら、処方を頼んでモルヒネを増やしてもらおう。なんだか、もう抗がん剤をやる気もなくなってきた。ペインクリニックだけでいいような気がする。医者から何度も「手遅れ」と言われ、こうも痛みが増してくると「死ぬ」という確率的予想が、ますます実感を伴ってきた。やがてやってくる「死」にうろたえているばかり、という心理状態は嫌だけれど、泰然自若と迎えるほどの余裕はないです。それでもいよいよもって、自分の死をまじまじと見つめなければならなくなって、なんとか少しづつでも、気持ちを整理していきたいと思う。
葬式や法事の儀式、お墓について、私は無意味だと思っていません。本人は死んでいるのだから、考えるのも面倒だし詮無い話だ、と思うこともあったけど、人は幸か不幸か、自分の死後の事態を想像することができます。その死後への予期が、私の場合、現在の自分の生に対して影響を及ぼすみたいなので、面倒だけど、考えなくちゃなぁ、というところです。でも、本当に面倒・・・。今日、ドラマの「篤姫」が最終回でした。ああいう身分のある人の場合は、葬式やお墓について、儀式はすべて決まっていて、周りがすべて良きように計らってくれる、というのは楽でいいですね。
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