2009年4月24日金曜日

ホスピスPart1

都立豊島病院のホスピスに転院しました。病院自体は快適ですが、新緑が足りない。今後、ブログの更新は厳しくなってくると思います。が、まずは体調安定を目指してがんばります。転院途中、日比谷公園で少しだけ森林浴をしました。滴るような新緑がとても美しく。もともと自然が好きだったけど、近頃はいっそう身に染みます。

2009年4月21日火曜日

入院中Part14

明日、ホスピスに転院予定です。ここで、体調の落ち着きをはかれたらいいんですが。食事が取れないことからの、エネルギー低下が大きいです。あ〜、緑の中を散歩したい。

吹雪さん
いつも書き込みありがとうございます。

2009年4月20日月曜日

入院中Part13

昨日は凄く暗い内容を更新してしまいましたが、体調は徐々に上向いています。本当の末期になったときに、後悔しないように、少しでも今を楽しんで生きていくことが、すべてなんだろうなぁと思います。なんの根拠もありませんが、あと一年生きる、と決めてみました。そう考えたら気持ちが少しでも軽くなったので。
あと一年、好きなことをして遊んだり、習い事などできる体調があるのなら、本当に後悔なんてなくなりそうです。
そのためにも、ギリギリまでガン細胞にはおとなしくしていてもらいたい。
朝から晩まで、気持ちのいい1日が欲しい。そんな1日の夕方、ビーチサイドの椅子に座って夕陽を眺めながら死ねたら、なんの文句もありません。

2009年4月19日日曜日

入院中Part12

1日のうちで、体調のいい時間はごくわずかになってきました。でももう点滴も入院も、うんざりです。夜は安定剤を飲まないと、眠れなくなりました。発熱でびっしょりになるので、日に二回の着替えが必要です。半月前と比べて、急転直下してしまった病状に、気持ちがついていかず、落ち込んで、つい泣いてしまいます。シャワーを浴びる元気もなく、体を拭くだけですが、自分でも、ぞっとするほど痩せてしまいました。
それでも、忙しいなか、沢山の方にお見舞いにきていただき、本当にありがといございます。すっかり皆さんには甘えてしまっていて、ホントにすいません。
せめてもう一度、自分の足で散歩ができるまでには回復したいです。点滴がないと生きられないのに、点滴ノイローゼです。
なんとか、自分の口で食べられるようになること。まず、そこから目指さないと。つくづく病院が嫌になりました。とにかく一度家に帰りたいです。

2009年4月17日金曜日

入院中Part11

なんとかブログを書けるまで、体力が復活しました。一番辛かったときは、このまま死んでしまうのかと思ったけど、危機はひとまず脱出した模様です。

それから、コメントに書き込みいただいた通り、昨日、車椅子に乗せてもらって病院の周りを散歩してきました。浜離宮は、遠すぎたので、病院裏の公園を目指し、小さな新緑でも見ようと思ったのですが、いざ行ってみると、そこは銀座らしからぬタイプの女性集団に埋め尽くされており・・・。
公園の隣の新橋演技場で、タッキーが座長を務める公演があったため、その入り待ちのファンの山だったんです。その異彩を放つ集団で一杯の公園内には、とても入れそうもなく、あきらめて劇場をぐるっと回っていたら、入り口の警備員さんに「こちらにお越しですか」と丁重に案内されそうになりました。車椅子にも関わらず観劇にきた熱心なファンだと思われたみたい。一緒にいた友人と妹と三人で、思わず笑いました。あのまま待っていたら、タッキーに握手ぐらいしてもらえたかもしれません。新緑散歩は、またこの次に。
病状はもう予断を許さないところまできたみたいですが、とにかくできるだけ新緑を見ることが、この春の目標です。

2009年4月16日木曜日

入院中Part10

まだ入院中です。人心地もつかない様子でいたら、いつの間にか4月も半ばを越えていました。強い薬で、なんとか痛みと苦しさを抑えていますが、私も食事が一切できなくなってしまって、殆ど寝たきりの状態です。
外は暖かく気持ちよさそうです。病室の窓から見える浜離宮の緑が綺麗。私も森林浴がしたいなぁ。

2009年4月11日土曜日

入院中Part9

体調が悪化し、退院出来なくなりました。このブログも妹に口述筆記してもらってます。
今はこの苦しさと辛さが少しでも楽になるように願っています。このブログを読んで応援してもらっている皆様には本当に感謝しています。ありがとうございます。

2009年4月8日水曜日

入院中Part8

いろいろ治っていないものの、土曜日に退院予定です。あまり、おめでたい状況ではなく、先生から「早く退院しないと、もう自宅で過ごせないかもしれない」と、言われました。つまりは・・・、ということですか。まだ、他の病院で治療するつもりだから、と自分を奮い立たせてみても、流石に、今日は、空元気も出ないです。

2009年4月6日月曜日

入院中Part7

病状がここまで悪化してくると、自宅より病院にいるほうが、どうも安心するようです。ベッドも、病院のパラマウントのほうが快適だし、周りに医療スタッフがいて、体調に気をつけてくれるし、都内の病院にいたほうが、友人にも会いやすいし、病室で同病の人と話しているほうが、孤独感がなく。親といて癒される年齢でもないし、子供もいないので、尚更です。ホスピスに長期入院している人の気持ちがわかってきました。
もう、書き出せばキリがないくらい、体のあちこちが壊れていて、薬を使っても、うっすらとした痛みは慢性化しています。ベッドの上で快適な体勢を探りながら、寝ています。今日のお昼に、病院のレストランでラーメンにチャレンジしたところ、三口ぐらいしか食べることができませんでした。入院前より、明らかに食べられなくなっていて、ショックです。
しかし、それでもまだ、食べられるだけ、いいほうなのだと自分を励ましつつ、紀行本の写真を見ながら、まさに「夢は枯れ野をかけめぐ」りつつ、奇跡を夢見て、パジャマを戦闘服に、闘っています。

2009年4月5日日曜日

入院中Part6

桜も、真っ盛りですね。昨日、ちょっとだけ、病院を抜け出して、武道館のあたりを散策することが出来ました。まさに満開。念願が果たせて良かったです。来年の桜も見れますように・・・。

しかしながら現実は、痛みのほうは、モルヒネの増量で、なんとか調整できてるものの、腹水が、また増えつつあり、もうどうしようもないです。ラシックスとアルダクトンで押さえることには、限界がきてしまったのだろうか。根本原因が、ガンのため、医者にもどうすることもできず。そう頻繁に針を刺して抜くわけにもいかないし。妊婦のように破水でもしたい気分です。何かいい方法はないんだろうか?
入院、七日目。急な入院にも関わらず、お見舞いにも、沢山きていただき、ありがとうございます。

2009年4月3日金曜日

入院中Part5

個々のコメントの書き込みに返信できず、ごめんなさい。全部、拝見しています。ありがとうございます。携帯からだと、なぜか名前が読めないので、文章の内容から、どなたからいただいたコメントなのか、推測しながら読んでいます。
今の目標は、疼痛コントロールを起動に乗せて、点滴を外して、外出できるようにすること。入院以来、5日間24時間、点滴に繋がれっぱなしです。

2009年4月2日木曜日

入院中Part4

夕方のテレビから、千鳥が淵の桜が満開、というニュースが流れていた。その桜の画面を見たら、一挙に様々な思い出が蘇ってきた。
学生時代も、社会人になってからも、私にとって、一番身近な桜は、外堀公園や千鳥が淵の桜だった。春の宵。学生時代の新歓コンパ。ビールや笑顔や、ばか騒ぎ。静かにそぞろ歩いたデートの日。4月の人事異動や組織変更に辟易しながらも、桜を見上げてはげまされた日々。武道館のコンサート帰り、興奮と共に見た桜。
去年の今ごろ、携帯の写メで撮った、千鳥が淵の桜の写真を保存してある。あの頃、あと20年ぐらいは、この桜を見るだろうと思っていたのに。
屋台の灯りと、道行く人達の笑顔と共に、どこまでも熱に浮かされたように、桜並木を歩いていた晩。
胸の痛みも、お腹の痛みもすべて忘れて、もう一度、あの桜並木を歩けたなら。

入院中Part3

1週間ぐらいかと予想してたんだけど、思った以上に、入院が長引きそうです。2週間弱にはなるかも。とうとうホテルSTAY計画でなく、入院STAY計画に変更です。でも、場所と景色、内装の綺麗さはホテル並みだから、まぁいいか。モルヒネの量は、ついに当初からの四倍に増量。さっき、1.8リットル腹水を抜いてもらって、少し楽になりました。これで、暫く落ち着いてくれるといいんですが。これまで自覚することから逃げてましたが、本当にもう、これから治療を受ける体力と時間が私に残されているのか、疑問です。が、やれるところまでやってみようと思います。

先生からは、改めて、もう提案できる治療法はない、との説明を受けました。まだ名前もついていない新薬の抗がん剤の治験があるにはあるけれど、今の私の体力では無理だろうとのこと。がんセンターでも、その薬が飲めるまで辿り着いた患者さんは、1人だけだそうです。副作用など、すべて未知数の薬だそうで、確かに私には無理かも。
今後、がんセンターとは、不定期に外来で相談程度はさせてもらいつつ、他所でいわゆる代替治療をやる予定。思い切って先生に代替治療について尋ねたところ、実は大変に情報通で、私の知らないクリニックのことなどもさりげなく教えてくれました。びっくりです。もしかして、代替治療に一番詳しいのは、がんセンターの先生じゃないの(笑)?沢山の患者から話を聞いてるわけだし。例のウクラインのことも知っていて、使用している患者も何人か知ってるようでした。高額な治療費には眉をひそめてましたが、否定はしてませんでした。

入院中Part2

コメントをいただき、ありがとうございます。携帯からだと、コメントの書き込みがうまくできなかったので、こちらでお礼を言わせていただきますね。
疼痛コントロールのための入院なんて初めての経験で、どうも必要以上に心配しているのかもしれず、他の方の闘病情報が頼りになります。痛みは大分治まってきましたが、腹部の張り感だけは、どうしようもなく、ますます食事が取れなくなりました。腹水を抜くのはいいことじゃないみたいで、医者もギリギリまで、やりたくない様子。でもこのままってわけにもいかないし。どうなることやら〓。

2009年4月1日水曜日

入院中

入院二日目。昨日は、外来の受診から、そのまま入院となったので、パジャマも病院に借りてました。病院内の移動すら、歩くのが辛くて、看護師さんに車椅子で押してもらう状況で、自分でもこれは流石にヤバイってかんじでした。
今は点滴で痛みをコントロールしてますが、まだ安定しなくて、頻繁に痛いです。夜は特に痛いので、今夜から睡眠薬も処方されました。体内の破壊が、どこまで進んでしまったのか考えると恐ろしいです。そしてやはり、よく眠れず、携帯からブログに書き込んでいます。