2009年6月11日木曜日
お別れの言葉
お別れの言葉
本日は、私ことさらの葬儀にご参列いただき、ありがとうございます。
人生の半ばで、思いもよらない病に倒れてしまい、
志もまた半ばとなってしまった部分もありますが、
それでも今日まで、自分なりに精一杯生きることができたと思っています。
今日まで私を支えてくれた家族、暖かい友情をわけあって下さった友人達、
一緒に仕事をして下さった方々に、心から感謝しています。
病気になってから、一番に考えたことは、
当たり前ですが、健康の大切さでした。
食事をしたり、仕事をしたり、旅行をしたりすることが、
それだけでどれだけ素晴らしいことか実感しました。
皆さんはどうか、これからも、
今という瞬間を大切にして生きていって下さい。
本日が、皆さんにお会いする最後となりましたが、
またいつか、別の世でお目にかかれることを願っています。
本当に、ありがとうございました。
さら
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生前にさらが用意し、
葬儀のときに妹さんが代読したものです。
ご家族の了解を得て、ここに掲載しました。
本名部分は「さら」に置き換えています。
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4 件のコメント:
Hちゃんからお話伺って
「お聞きしたかったな」と思っていたので
さらちゃんの言葉を聞けて(ここで読めて)とても嬉しかったです。
それにとってもいい写真。
時々、ここに会いに来ています。
alzさん、有難う。
もはや本人には確認が取れないので
プライバシーが守れる範囲内の写真を選んでみました。
この写真を見ながら、さらちゃんとやりとりしていたメールを読みかえしていました。悲しくて読めない、とずっとためらっていたのですが。
ある日のさらちゃんからのメールに、こんな質問がありました。自分が死んだときにお棺に一緒に入れてほしいものなんてある?
私はしばらく考えて、う~ん、思いつかないねえ、と書きました。
すぐに返信があって、「そうかーそういう人って私だけじゃなかったんだね、自分はクールすぎるのかななんて思ってたけど。ちょっとほっとしたりして」。
そうだね、あの世には何も持たずに行くっていうのもいさぎがいいよ、とひとしきり盛り上がったものでした。
でも先に旅立ったさらちゃんが私に残してくれたものはたくさんあります。私の最期の日が来るまで、この思い出を抱えていこうと思っています。
alzさん、ありがとうございました。
これら海岸の写真は、
さらから「遺影を撮って」と頼まれて
撮影したときのものです。
alzとしては、準備をしておくとそうはならない、という何とかの法則みたいなつもりでした。
結局、このときの写真は「遺影にできるいい写真はない!」「もっとちゃんと化粧をすればよかった!」ということで、使われることはなかったんですけどね・・・。
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